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電動バイクのヘッドライト
ブログ(趣味・日記)

電動バイクについて思うこと

電動バイクって、正直いまだに「いいのは分かるけど、心が動かない」って人も多いと思う。実際、国内の調査でも“欲しくない”派がかなりいるらしいし、SNSの空気もわりとそんな感じだ。

自分の感覚や気持ちとして

でも最近、電動バイクの話を追っていると、あれはあれでちゃんと“バイクとしての楽しみ”がある乗り物なんだな、と思うようになってきた。エンジン車が好きな人ほど、最初は構えてしまうはずだ。音、振動、回していく気持ちよさ。あの「今日は機嫌いいな」みたいな個体差の愛しさ。そこがゴソッと無くなるんだから、そりゃ複雑にもなる。

でも電動の良さもわかりはする

ただ、電動は電動で、別の方向に気持ちよさがある。

まず静かだ。始動しても「かかった!」じゃなくて、メーターが“READY”みたいな雰囲気になるだけで、スロットルをひねるとスッ…と動き出す。
これがつまらないかというと、意外とそうでもないらしい。エンジン音が消える分、風の音やロードノイズ、周囲の交通の音がクリアに入ってきて、街の中を“感じ取れる情報量”が増える。
夜の住宅街を抜けるときなんかも、気持ちがちょっとラクになりそうだ。

それから、加速の出方が違う。モーターはゼロ回転からトルクが出せるので、発進のダッシュが気持ちいい、という話はよく聞く。

カワサキのNinja e-1みたいに、一時的に加速力を上げる“e-boost”機能が付いたモデルもあって、「原付二種の枠なのに、出だしは想像より元気」という方向で驚かせてくる。
エンジンの「回して遊ぶ」とは別のベクトルで、信号からの合流とか、ちょっとした登り坂でニヤッとできるタイプの楽しさだ。

電動の微妙と感じるところ

一方で、ここからが“複雑さ”ポイントでもある。電動は楽しいけど、雑に扱えるわけじゃない。

いちばん分かりやすいのは航続距離と充電だ。ガソリンみたいに「そのへんにスタンドがあるでしょ」が通用しないから、残りの走行可能距離を常に意識させられる、という感覚はどうしても付いて回る。
ただ、これも使い方次第で印象が変わる。近所の足として割り切るなら「毎回帰って充電」で成立するし、交換式バッテリーがハマる人もいる。

たとえばホンダのEM1 e:は、着脱できるバッテリー(Honda Mobile Power Pack e:)を採用していて、満充電まで約6時間、航続距離は約53km(定地走行テスト値)とされている。
この数字を「短い」と見るか「生活圏なら十分」と見るかで、評価がガラッと変わるはずだ。

それと、意外に効いてくるのが重さ。バッテリーは便利だけど、持てばそれなりに重量を感じるし、車体側も“軽さ一辺倒”にはならない。
エンジン車の「押して取り回すと軽い原付」みたいな感覚を期待すると、ちょっとギャップが出るかもしれない。

電動バイクも楽しめるようにはなりたい

エンジン車の楽しさを否定する必要もないし、電動を持ち上げすぎる必要もない。ただ、街乗り中心の人にとっては、静かさとスムーズさ、発進の気持ちよさは確実に魅力だ。
エンジンの“クセ”に恋する日があってもいいし、電動の“淡々と強い感じ”に惹かれる日があってもいい。どっちもバイクの楽しみ方だと思う。