バイクメンテナンスのポイント
バイク好きにとってできる範囲内でバイクをメンテナンスするのは常識と言ってもいいだろう。ここではバイクのメンテナンスの方法とコツを紹介する。
バイクのメンテナンス方法をおさらいしよう
バイクはパーツが壊れるまで、声を出さない。そのため、日常的なメンテナンスは必須である。メンテナンスを怠るとバイクは最高の性能を出せない。さらに言うとメンテナンスを怠ると大きな事故に至るのである。忙しい方はなかなかメンテナンスに時間がさけないだろうが、ポイントをおさえてメンテナンスをすれば時間を節約し、バイクの性能を保てる。
バイクのメンテナンスでチェックすべき点は5つある。チェーン、タイヤ、バッテリー、オイル交換、洗車である。順をおって説明していこう。
チェーン
バイクのチェーンはエンジンのパワーを後輪に伝えるバイクの中でも最も重要なパーツである。バイクのチェーンが汚れるとパワーロスの原因となる。チェーンのメンテナンスは簡単だ。乾いた布を2枚用意する。チェーンの汚れを布で丁寧に落とす。ある程度汚れが落ちたらもう一枚の布で磨き上げればOKだ。カーボンや道路の汚れで磨いても汚れが落ちない場合は金属パーツの汚れを落とすクリーナーを使用しよう。吹き上げた後はさび止め防止のシリコンオイルをしみ込ませておくようにする。
タイヤのメンテナンス
タイヤの溝は常にチェックしておくべきである。何故なら、タイヤの溝が浅いとハイドロプレニーングなどに遭遇して命を落としかねないからだ。また経年劣化にも注意したい。タイヤは走行10,000km毎に交換すべきである。また、空気圧は定期的にチェックするべきだ。タイヤの空気圧が適切でないと燃費が悪くなるからだ。
バッテリーのメンテナンス
バイクのバッテリーは各種センサー類など、バイク制御のかなめとなるコンピューターの命である。レトロなバイクならそれほど気にしなくても問題ないかもしれないが、多くのバイクは電子制御が採用されている。バッテリーが切れるとバイクが制御できなくなり、大事故につながる。2年に1回はバッテリーを交換するよう心がけるべきである。
オイル交換
オイルはバイクの心臓的役割をするピストンの動きを滑らかにする。また、オイルがたまる鉄粉を吸着してエンジン内を綺麗に保ったり、エンジンの持つ熱を冷却したりする役割がある。バイクのエンジンを助ける働きがオイルにはあるのだ。オイル交換を怠ると最悪エンジンが焼き付いて壊れてしまう。オイル交換は意外に簡単だ。
- オイルで床が汚れないように段ボールなどをひく
- ドレンボルトを取りオイルを抜く(オイルフィルターの交換もする)
- オイルが抜けたらドレンボトルをしっかりと締める。
- ジョッキに決められた量のオイルを入れ、じょうごでバイクにオイルを注ぐ
- しばらく放置してエア抜きをする
- エア抜き後にキャップを取り付けてエンジンをかける。
- オイル量が規定値内であればOK
洗車
バイクを洗車する際はバイク部品を侵食しないクリーナーを使う。金属部分を中心にクリーナーを塗布して汚れを浮かす。その後、乾いたタオルで拭き上げたらメンテナンス完了である。