おすすめツーリングコース北海道編
北海道に行くなら必ず訪れたい「オロロンライン」
北海道の景色や海を楽しむなら、ぜひともオロロンラインを走ってみて欲しい。小樽から稚内までの約380キロの海岸を走れるのが最大の魅力だ。休憩を含めると約7時間要するので、ライダーにはたまらないスポットである。春の雪解けの時期に訪れると広い原野や牧草地には雪が残り、夏は海と空の青さに加え、磯の香りが鼻をくすぐる。秋には心地よい風の冷たさが楽しめるし、冬は日本海の荒波を肌身で感じられるのだ。道央方面から北上する場合は「国稀酒造」を訪れて欲しい。日本最北の酒蔵であり、北海道の清らかな水とお米の甘さを活かした日本酒を作っている。
道東のホッカイシマエビやウニも心ゆくまで堪能しよう。エビは大ぶりで、身がしっかりと引き締まっており、それでいて甘さもある。利尻昆布で育ったウニは、ほんのり甘くトロッととろける上品なおいしさ。北海道の自然とグルメを存分に楽しめる最強のスポットだ。
野生動物に会える「三国峠」
国道273号線は、交通量が少ないためライダーが走りやすく、北海道の自然と雄大さも感じられるスポット。「三国峠」は、北海道の国道の中でも一番高い峠のため、絶景のスポットとしても有名だ。標高1139メートルの峠からは、雪をかぶった山々を見渡すことができる。北海道でしか味わえない風景だ。峠の南側には有名な「松見大橋」があり、眼下には樹海、目の前には1本道だけが見える。CM撮影を行っているかのように気持ちが良い。ちなみに、この橋が一番よく見えるところは「緑深橋」だ。三国峠駐車場からは松見大橋の絶景を見れないので、せっかく訪れるのなら、赤い橋と原生林の緑のコントラストを写真でおさめよう。
最高のロケーションを味わうなら「神威岬」
北海道の海沿いの一つである国道229号線を走るとたどり着く「神威岬」。国道229号線を走ると、神威岬に向けての看板が出ているためナビ無しでも行けるだろう。駐車料金や入場料ともに無料。観光スポットにはお金が発生するところも多いのに、何とも良心的だ。神威岬の門をくぐりしばらく歩くと、神威岬の先端が見える景色が広がる。駐車場から先端までは約770メートルあり、地形の形状によって道がつくられている。写真で見る限りではすぐに先端へたどり着くだろうと思っていたが、予想よりも結構な距離があった。だが、そのほどよい疲れも旅の醍醐味。神威岬灯台から見る海は、一生に一度は味わうべきだ。