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真実の目
ブログ(趣味・日記)

フリーランスのリアル

フリーランスは新しい働き方として社会に受け入れつつある。バイクのライターとして日々さまざま案件をこなし、私は着実にライターとしての実績を積み重ねている。しかし、フリーランスのライターとして生きて行くには、乗り越えなければならない課題も少なくないのだ。ここではフリーランスのリアルについて語ろうと思う。

クライアントのいいなりになって資源が枯渇する

ここで言う資源の枯渇とは、自分の能力を超える大量の仕事を請け負ったり、クライアントの指示を断れず、気づいたらタスク地獄になっていることを指す。フリーランスで資源の枯渇はありがちだ。なぜなら信用、お金、仕事の三位一体を満たして早く一人前のフリーランサーになりたいと思っているため、自分のキャパを超えて仕事を受注してしまいがちなのだ。

だがちょっと待ってほしい。お金を沢山稼いで、信用を一気にたたいのはわかる。しかし、フリーランスで失敗する人の多くは限界値を超える量の仕事を請け負った結果、納期に間に合わずお金がもらえないというパラドクスに陥るのである。確かに仕事がなくなったらどうしようという焦りで大量の案件を請け負ってしまうのはわからないでもない。だが、人間がこなせるタスクには限界があるのだ。私はこれを「限界攻勢点」と呼んでいる。限界攻勢点は元々軍事用語なのだが、長距離ツーリングを趣味にしている私も1日にバイクで走れる距離をきめ、その日はそれ以上走らないようにしている。それ以上走ると次の日のツーリングに支障をきたすからだ。また、バイクライターとして1か月に引き受けられる仕事の量も限界攻勢点を超えないようにしている。限界攻勢点の罠に陥るタイプのフリーライターは若くて体力に自信があるタイプに多い。勢いでライティングしたら1日に多数の案件がこなせたという自信からもっとできるとスノッブ(ピノキオ)になってしまうのには要注意だ。

確定申告が大変

組織に属さないフリーランスは自分で税務署に行って納税をしなければならない。フリーランス1年目の人は意味が解らず何度も税務署に行くことになるだろう。確定申告ではライティングをするうえで必要な道具や仕事中に使ったメモ帳などの道具を、経費として申告する。経費として認められれば節税につながるので、私は自作のレシート専用革ケースを常に持ち歩いている。フリーランスになったら普段からレシートを捨てないで保存する癖をつけなければならない。面倒くさくても税金が安くなるのでちゃんとレシートを保存する癖をつけるべきである。