ライターの心得
現在バイクライターとして活躍している私は、より高品質なライティングができるようにいくつかの点を心がけている。ここではライターとしての心得などについて解説してみた。
バイカーのための記事なっているか
バイクの記事に限らないが、ライターとして必須の心得として、「読み手のことを考える」というのがある。なぜなら、バイクの記事を読むユーザーはバイクに関する最新情報や、悩みを解決できるアイディアを探している。その記事が求めているものと違えば、ユーザーはすぐにページを閉じてしまう。ユーザーの気持ちになって記事を書くのに時間はかかるが、バイクユーザーである自分がどう思うかという視点で、執筆した記事を読んでみると、ちゃんとユーザー目線で書けているかがわかる。
書いたバイク記事は何度も読み直す
バイクの記事をライティングしていると、自分では「完璧!」と思ってた記事も他人が見るとなんだかおかしな文脈や構成になっているケースも少なくない。私は、以前は書いた文章を見直さずに提出して、何度もやり直しを食らったものだ。その反省をもとに、今は一度書いた記事は必ず「寝かす」ようにしている。要は一度書いた記事をしばらくたってから音読してみるのである。大抵誤字や脱字、文章的におかしな部分がでてくる。例えばスラスラ読めない部分などである。
その後、他のタスクに取りかかり、書いた記事を1時間程度更に寝かせる。これを数回繰り返すと文章におかしな部分はなくなるのである。ライターになろうと思う方は是非使ってみてほしい。
こまめに休憩をはさむ
ライティング中はあたりまえだがずっと座っている。長時間ライティングしている人はライティング中に休憩をはさむと良いだろう。あまりにも座りすぎていると、体によくないのである。
欧米では座りすぎと健康に因果関係があるとして、就業中に座っている時間を最高2時間に制限している国もある。座りすぎは血液を巡りがわるくなるため、創作活動であるライティングにも影響を及ぼす。たまにたって運動をしたり、外の空気をすったりしてリラックスすると質のいい記事が書けるのである。ただ、休憩しすぎて「その日のタスクができませんでした」とならないよう要注意だ。
メモ帳を手元に置いておく
記事を書くには、探した情報を整理する方法と、自分の体験やアイディアをもとに書く方法がある。散歩をしていて突然アイディアはでてくるので、忘れないよう私はメモをしている。私が愛用しているのは測量野帳である。このメモノートは低価格にもかかわらず、普通のノートと違い下地がかたいため、取り出したらすぐに書き出せる。方眼紙になっているので、バイクのスケッチにも使える便利なノートだ。いつ何時ネタが思いつても書き残せるよう手元に置いておきたい一冊としておすすめしたい。