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バイクライターになるために

ライターにとって読書は大切なのか

たくさん書くのが良いのか?

ライターになる上で、良い文章を書くためにとにかく文章を書くという手段を取る人も中には居るのだろうか。
しかしその方法について考えてみると、結果的に文章を多く書くことが文章能力の向上につながるとは言い切れないのが現状だ。

文章をたくさん書いていて上達するのは文章を書く能力というよりも文章を書く速度という表現の方が適しているのではないだろうか。
いくら文章を早く書けるようになったとしても、文章のクオリティが高くならなければクオリティの低い文章を量産してしまうだけの状態が続いてしまうだろう。

文章の違和感に気づく

文章を書く能力を高める上で大切になってくるのが、文章をたくさん書くことではなく優れた文章を見抜く力だ。
これを感覚的に知っているのとそうでないのとでは、書く文章のクオリティに与える影響も大きく変わってくるだろう。

文章の違和感に気づく能力がなければ、実際に自分がおかしな文章を書いてたとしてもそれに気づくということができないのだ。
そのため読み手に違和感を与えてしまうような文章を書く可能性というのが高くなってしまう。
それを防ぐためにも読書は有効なのだ。

書いてるのもプロだったら編集や校閲をしているのもプロの文章をたくさん読めば、文章の違和感に気づくというスキルも自然と高まるだろう。

表現力を磨く

ただ文章を量産しているだけだと、表現力というのもなかなか向上しにくいと考えられる。
読み手に正確な情報を文章で伝えるとなった時には、表現力が求められてしまうもの。
表現力といはいっても表現力には大きく分けて2つある。

1つが読み手に情報を正確に伝えるという能力で、もう1つが読み手の感情を揺さぶるというような表現力だ。
表現力というのは小説だけに必要とされるスキルではなく、商品の魅力を正確に伝えたり読み手に購買意欲を沸かせるような表現力というのも得には必要だ。

表現を高めるための手段として、読書をすることによって上手く表現されていると思った文章があれば今後の参考にしてみるというのも大切なことだ。

知見を広めよう

読書が与える影響は上記だけのものにとどまらない。
例えば読書をして、自分の知らなかった情報を入手することだってあるだろう。
そうなれば、以前の自分よりも知識量が増えることになりその知識が今後の執筆に役に立つこともあるかもしれない。

さらに読書は時に考え方の柔軟性も高めてくれるのだ。
考え方の柔軟性が高まれば1つの考え方だけではなく、見方を変えていろんな考え方をすることができるようになる。

色んな見方ができれば、文章に深みを出すということもできるだろう。
1つのことだけに縛られない考え方というのは、読む人の興味をそそるエッセンスとしても大切だ。
考え方の柔軟性をライター業務に役立てることができれば、ライターとしての成長にも繋がっていくのではないだろうか。