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働き方のこと

時には断ることも大切

NOと言えることは大切!安請け合いは身を亡ぼす!

人には、それぞれ生まれつきの性格がある。
他人に対してNOと言えるかどうかという点も、その人の性格によって異なるだろう。
できないものははっきりとNOと言え、そのことに罪悪感を感じない人もいれば、NOと言えずにできないことでも安請け合いしてしまう人も少なからず存在しているのではないだろうか。

仕事で何かを頼まれた時、できるものは積極的に引き受けたほうが良いだろう。
できるかどうか自信がないことでも、労力と時間をかけることで達成できるのなら挑戦することも大切だ。

しかし、仕事が忙しくて十分な時間が取れないのに納期が迫っている業務を引き受けたり、社交的ではないのに合コンの幹事を任されたり、またコネがあるわけでもないのに人気アイドルのコンサートチケットの手配を引き受けたりしたら、どうだろう。
できる自信が全くないのにとりあえず引き受けてしまうと、最終的に自分の信頼に大きくマイナスとなるだけでなく、他人にも迷惑をかけてしまう。
これを、安請け合いと呼ぶのだ。

仕事においては、安請け合いをする事は、決してプラスにはならない。
できないものはできないと、ハッキリNOと言ったほうが自分にとっても相手にとってもデメリットが少ないのだ。
ただし、できない場合にはなぜ無理なのかという理由を説明しよう。
そうすることによって、相手は状況を理解するしガッカリしたり失望するリスクも少なくできる。

嫌なことはきっぱりと断るべし

NOということは、決して悪いことではない。
できることなのに理由もなくNOというと、相手は意地悪な人だと感じるかもしれない。
しかし、自分には無理なことを安請け合いしても結果は相手をガッカリさせるだけなのだ。
それなら最初からNOと言ったほうが、相手に対しても親切と言えるだろう。

NOと言ったほうが良いのは、できるかできないかという場面だけではない。
気が乗らないことややりたくない事、嫌なことに対してもNOということはできる。

「お人よし」とか「口先ばかり」の人の中には、NOという選択肢が頭の中にインプットされてないことが少なくない。
無理難題を押し付けられても、NOという選択肢がないからついついYESと言ってしまう。
どうしようどうしようという焦りや不安で大きなストレスを抱えても、できないものはできない。
そして最終的に、周囲を失望させて自分の価値を下げてしまうのではないだろうか。

どんなシーンでも、NOと言えることは大切なことである。
金融の世界では、NOという返事ほど早く相手に伝えるべきだという常識もあるほどだ。
自分がNOと言えば、相手は別の手段や方法を検討できるからだ。