会社員?フリーランス?実際どちらがよい?
会社員・フリーランスどちらが良いかは人によって異なる
私は今フリーランスのバイクライターとして働いている。それを知っている人から「会社員とフリーランスどちらが良い?」と聞かれるのはよくあることだ。それは、各々の理想の働き方によって異なると答えている。会社員のなかにも、ここでずっと働きたい!と思う人もいれば、別の道に歩むべきか…と悩んでいる人もいるだろう。私の場合は圧倒的に後者だった。当時働いていた人材派遣の会社は待遇もよく、人間関係も良かったので申し分なかった環境。だが、そんなありがたい状況にもかかわらず、私の気持ちは違うところに向いていた。会社で働く明確なビジョンや目標を持っていれば、今ある仕事をこなすものだろう。
つまりは、今働いている会社で何かやってみたい・こうありたいという自分の理想像があれば、会社員としてバリバリ働くほうが良いと思う。なりたい自分を叶えられる場がすでにあるのに、それを投げ出してまで新しい環境に足を踏み入れるのは結構なハイリスクだ。独り身であればまだ良いが、家族がいる立場だと安易に決められる状況ではない。もしライターとして活躍したいなら、今の仕事をしながらあくまで「副業」として行って欲しい。
フリーランスはシビアな世界だ
フリーランスのWEBライターとして働くには、文章力や柔軟性、イレギュラーに対応できる力を必要とする。今、会社員として働く身でフリーランスを目指すのであれば、客観的な視点で自分の働き方を見るべきだ。当たり前だが、フリーランスになると、上司や後輩など誰も頼る人はいない。スケジュール管理能力はもちろん、対応できる最大の仕事量を見積もったうえで仕事を取りにいかなければ、キャパをあっという間に超えてしまう。自分の力を過信せず、どれだけできるかを考えながら仕事をするため、最初は自身の働き方に模索するだろう。会社員時代よりも稼ぎたい!という気持ちも大事だが、納期までに対応できなければ信用は一気に失われるため、だいぶシビアな世界だと感じる。
自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる
とはいえ、自分の仕事を自身でコントロールできるのは、フリーランスゆえの特権だ。会社に属すると、多かれ少なかれ何かしらのルールに縛られる。それが自分に合ったものであれば特に問題ないが、それがある故に自分がやりたいことを制限される場合もある。そのぶん、フリーランスはライフスタイルに合わせてルールを考えられるため、自分の好きなようにできるのだ。面倒くさいと思う人は会社員のほうが向いているかもしれない。もしフリーランスとして働きたいと考える人は、理想の働き方を紙に書きだし、実際にやるべきかどうか、自身に問いかけてみて欲しい。